先日の京都での研修を報告します。
親鸞聖人がまだ比叡山で修行僧として過ごされていた時、自身のこれからの生きる道に悩まれ、聖徳太子を頼って市中の六角堂へ百日間、比叡山横川より通われた(百日間籠もったとの説もあり)と伝えられています。
「昔の人は健脚だったなあ」というくらいに受け止めておりましたが、実際に自分の脚で確かめてみようという企画が立ち上がり、膝が最近痛むこの私も比叡山登山へと行くこととなりました。
朝6時前にJRで名古屋へ、新幹線に乗り換え京都を目指します。途中の関ヶ原では雪が積もっていて真っ白!なんかヤバそうです。
朝八時過ぎの六角堂です。気温は低く、手が冷たい。
荷物を預けたり、服を着替えたりして、いざ出発。出勤時間帯に重なり、街中はにぎやかです。祇園を抜け、知恩院
ここから北上を続け、修学院で昼食。
さていよいよ比叡山に登ります。上の方は雲に包まれていて見えません。
登り始めると、だんだんと暑くなってきました。帽子を脱いだり、上着を薄いものに替えたり皆工夫しています。(20名ほどの一行でした)
登るにつれ、白く雪が足下に目につくようになってきます。
午後3時半ころに延暦寺に到着。
ご覧のように積雪15㎝ほどはあったでしょうか。まるで雪山登山のようです。
午後4時で延暦寺は閉門ということで、当初の目的地横川まで足を伸ばすことは断念しました。
途中のケーブル駅から京都市街を見下ろしたもの。遠くに黄色く光る横一文字の筋が分かりますか?
あれは大阪湾です。陽炎のようにその手前にあべのハルカスらしきビルのシルエットも。
比叡山から大阪湾も見えるということは、親鸞聖人も遠くに光る大阪湾をご覧になっていたのだろうと思うと、嬉しくなりました。
帰りはチャーターしたバスで京都市内のホテルまで移動。無事に比叡山登山を終えることができました。