豊橋市牛川町 真宗高田派 正太寺 お念仏のお寺

まいてら お寺のある生活

未来の住職塾 本科は、お寺の永続を導く寺業計画を策定し、その実現を力強く支援します。

怪談ナイトⅡ 盛況でありました。

2017年08月30日

昨年に続き、お寺で怪談噺の落語を聞こうという企画「怪談ナイト」を行いました。
午後七時からのスタートに合わせて、夕闇が迫るにつれて人々が集まってこられます。その数、60人を超えました。
噺家は地元の落語家・鶴橋減滅渡(つるはしへるめっと)さんです。

賑やかな堂内。もう少し照明を落とせばもっと雰囲気が出たかもしれないなあ。
髑髏やろくろ首が登場する、でも楽しい噺を二席。


境内の演出にもひと工夫。お盆に設置してみたところ大変評判がよかったので、その数を増やしこんな感じで置いてみました。

  


Posted by 正太寺 at 08:20Comments(1)

明日の日本画を求めて

2017年08月29日


星野眞吾賞展 2017年8月11日~9月10日  観覧無料  豊橋市美術博物館

ただ今、開催されている「星野眞吾賞展」のご紹介です。
星野眞吾は豊橋ゆかりの日本画家(1923~1997) 伝統を重んじる日本画壇にあって常に新たな可能性を追求された、希有な作家であります。
その星野眞吾が後進育成のためにと私財を市に寄附し、それを元に1999年よりこの公募展は始まりました。

今回も各作品にはそれぞれの作家のチャレンジ魂が込められているのを感じます。
寡黙に抑え、そぎ落とし、研ぎ澄ませたもの。
絢爛に編み上げ、ふくよかな世界を造りあげるもの。
平面絵画というカテゴリーそのものの解体、解釈に挑んだもの。
いくつか部分写真をご覧いただきます。そのいくつかには「????」と首をかしげるものもあるでしょう。
気になるものがあったら、是非実物を確かめに会場へお出かけください。
















  


Posted by 正太寺 at 09:00Comments(0)

真夏の修行

2017年08月27日

 8月25日は豊橋仏教会主催の魂まつり(たままつり)が開催されました。会場は豊橋公園内、円形広場(体育館跡地)。朝から日差しも強くお昼には大変な暑さになり、炎天下の元たくさんの方々、仏教会の僧侶の皆さん、そして葬儀関係の業者の方々にお手伝いいただき、初盆法会と提灯引き取りを行いました。   

私たちにとっては毎年のことであっても、ここへ来られる方の多くはこの夏、初盆を迎えられたと思います。提灯ひとつ納めに来られるにもご家族揃って、親子揃ってという姿が見受けられます。ご自宅、お手次寺院、お墓でのお盆のお勤めを済ませ、ここに提灯を持ってこられることで区切りをつけられることになるのかもしれません。
大事な役割を担っていることを再認識しました。


お納めいただいた提灯の様子。この後まだまだ数は増え続けましたので、最終的にはもうちょっと大きな山になりました。
年々、初盆であっても提灯や灯籠をご用意なされるご家庭は減っていると感じますが、飾ることと、納めることとは、それぞれに大事な意味があると思います。


  


Posted by 正太寺 at 13:15Comments(0)

エンディングのお仕事

2017年08月26日

先日、東京まで日帰り出張してまいりました。
東京駅から40分、バスに乗り着いたところは東京ビッグサイト。

テレビで見たことのある、三角形が逆さまに載っかっている建築物。実際に目にすると「デカイ!」
その奥にはどこまでも広がる空間と途切れない人、人、人・・・。


私の目的は「エンディング産業展2017」でした。
エンディング産業とは「人の死」にまつわる様々な産業のこと。いわば葬儀関連産業というものです。
ここには仏壇、墓石はもちろん、霊柩車から骨壺、棺に収まるときのガウン(女性ものばかり)、永代供養情報から宇宙葬・・・・何でもござれのてんこ盛り状態でした。


そして私がお邪魔していたのはこちらのブース。お寺のポータルサイト「まいてら」です。
「まいてら」に登録しているお寺さんから有志が集まり、PR活動および終活相談に乗るというもの。
私が詰めていた初日はいわゆる関係者ばかりが会場にあふれている状態でしたので、興味本位に訪れる仏具屋さんや石屋さんとのやりとりが多かったです。それでも「まいてら」のことをご案内すると、商売ぬきで興味を示してくださる方もいらっしゃいました。
他のブースが(売り込み)を目的としているのに対して、私たちは(知らせる)という思いでやっていることが新鮮だったのではないでしょうか。

葬儀となれば一番に駆けつける僧侶でありながら、ここ「エンディング産業展」において僧侶の姿は私たちと浄土真宗本願寺派のブースの皆さんだけだったと思います。(僧侶姿が目立った、目立った)

でもそんな私たち以上に注目されていたのがこちらの僧姿。

「ペッパー導師」君。ロボットのペッパー君が衣、袈裟をつけて読経、法話をするというもの。
NHKから全国放送もされたようです。話題になるということは、人々の関心を集めているということです。
お経を勤めるだけでよいのなら、近いうちにこうしたロボットに私たち僧侶は駆逐されてしまうことでしょう。

  


Posted by 正太寺 at 13:40Comments(0)

ヨガとクリスタルボウルの夕べ(初秋編)

2017年08月17日


恒例、ヨガとクリスタルボウルの夕べ開催のご案内です。

日時:9月9日(土曜日) PM7:00~8:15 (受付6:30より)

参加費:2500円

用意するもの:ヨガマット(無ければバズタオルなどでも可)

要予約:お申し込みは正太寺住職携帯まで(090-8137-6011)
  


Posted by 正太寺 at 11:38Comments(0)

「おてらおやつクラブ」始めました。

2017年08月07日


先月、発行した正太寺報『ようこそようこそ』でご案内しましたが、正太寺ではこの夏より「おてらおやつクラブ」活動に参加することにしました。

「おてらおやつクラブ」とは
お寺にあがる(お供え物)をひとり親家庭の子ども達に食べてもらおうとお届けする仕組みです。
つまり(おてら)の(おそなえ)を(おさがり)としてお届けするのです。

奈良の浄土宗の僧侶の発案からスタートしたこの活動が、多くの共感を呼び昨年度で参加寺院数520ヶ寺。協力団体数160ヶ所。おやつを受け取る子どもの数5000人となり、今年度中にはその数は倍となる見込みです。

私も豊橋で始めたいと思い、行政などに相談に行っておりましたが、これまでひとり親家庭をまとめ、窓口となってくださる機関が無かったため保留状態でした。
それが今年の春に「豊橋市母子福祉会」が発足し、ご協力をお願いに伺ったところ、二つ返事でご賛同ご協力を得られることとなりました。

そしてスタートした正太寺の「おてらおやつクラブ」ですが、寺報を見てくださったお檀家さんの反応の速さに驚いているところです。
お参り先では、普段あいさつ程度だった方から、「寺報を読みました。おてらおやつクラブに協力したいです」とお声を掛けてくださったり、昨日も「おてらおやつクラブへ持ってきました」と紙袋いっぱいのお菓子や食品が届けられました。それもお二人の方から!


みなさまにお願いです。(正太寺のお檀家さんでなくても構いません)
①お菓子や食品をお届けください。少量でも構いません。※ただし、消費期限が一か月以上猶予のあるものに限ります。
②本堂に募金箱を置いておきます。「おてらおやつクラブ」の活動資金(PR活動やお菓子の送料の援助金など)にご協力ください。

  


Posted by 正太寺 at 15:54Comments(0)

ゴシゴシでピカピカ

2017年08月03日


先日、本堂で仏具のお磨き会を行いました。寺報で日時を告知して参加希望者を募ります。どれほどの方が来てくださるか、いつもハラハラとしながら当日を待ちます。
10時スタートの予定でしたが、30分も前からひとり、またひとりと来てくださり、最終18名でもってワイワイと賑やかな作業となりました。
本堂の仏具は数も多く、サイズも大きいので磨くといってもひっくり返したり、持ち上げたりと汗をかきながらの作業です。(本堂にエアコンをつけておいてよかったと今回心底思いました。昨年は扇風機だけでよくこれだけの作業をやれたものだと感心します。)


作業風景を一枚。
中央の白髪の女性は今年102歳!!。その左手のタオルを首に巻いた方は90歳!
すごいでしょ。

この後、お昼前にお磨きは終了し、みんなでおにぎりを食べながらランチのひと時となりました。

年末にもお磨き会を行います。興味のある方は遠慮なくお申し出ください。日時は追って告知します。
  


Posted by 正太寺 at 08:45Comments(0)

呪術と真宗

2017年08月02日


只今、高田本山では「第91回 仏教文化講座」が開催されております。
8月1日~5日 朝9時開会、正午閉会

二日目の今日は二松学舎大学教授・小山聡子先生による「悩める親鸞 -まじないの時代のなかでー」という講題でのお話でした。
親鸞聖人の生まれられた平安末期から鎌倉時代にかけて、当時は病気治癒といえば、陰陽師により病気の原因を探り、モノノケによるものなのか、カミの祟りなのかなど見極め、モノノケを懲らしめて遠ざけたり、カミの怒りを鎮めたりといった施法をすることで治療するというのが常識だったというのです。
小山先生はそのあたりを様々な文献からご紹介くださり、聖人の時代の常識というものがいかに現代とかけ離れたものなのかがよく分かりました。
そうした時代背景を踏まえたうえで、親鸞聖人の教えを改めて伺うと、祈祷や呪術を排除し、臨終における来迎を期待することも不要とされたということがいかに時代を超越したものであったかと驚くばかりです。

源信和尚の臨終、法然上人の臨終など、興味深いエピソードもたくさんご紹介くださり、またひとつ聖典を読むことが楽しくなってきました。

明日(8/3)も浄土宗総合研究所長、仏教大学名誉教授・藤本淨彦先生・「法然上人のことばー生き方の導きー」
(8/4)武蔵野大学教授・ケネス田中先生「今後の真宗はどうあるべきかーグローバル視点よりー」
(8/5)大阪成蹊大学教授、大仙寺住職・堤 正史先生「清澤満之論ーその今日的意義と課題ー」
こうした豪華な教授陣が続きます。
是非お出かけください。

  


Posted by 正太寺 at 22:34Comments(0)