豊橋市牛川町 真宗高田派 正太寺 お念仏のお寺

まいてら お寺のある生活

未来の住職塾 本科は、お寺の永続を導く寺業計画を策定し、その実現を力強く支援します。

矢野きよ実さん、素敵でした。

2017年07月22日

暁天講座の3日目はタレントの矢野きよ実さんです。
開演30分前より人が集まり始め、多分250名を超えたのではと思います。

矢野きよ実さん、素敵でした。
矢野きよ実さんは背も高く、顔もちっちゃい!立ち姿がとっても奇麗な方でした。
名古屋弁でまくしたてるテンポの良い口調で会場を一気に盛り上げます。さすが!!
会場には彼女自身の作品が展示され、その書から「無敵」という文字が紹介されました。
この「無敵」がガンで苦しむ人たちにとって希望の光となり、この「無敵」が縁となり色々な人々が繋がり、大きなはたらきを生み出しているようです。

矢野きよ実さん、素敵でした。
会場では東日本大震災被災地の子ども達の書の作品も紹介されました。
好きなように書いていい。字が間違っていてもいい。書き順なんてどうでもいい。今こころにある思いをそのまま筆にのせて書けばいい。
子ども達は最初は戸惑いながらも、やがて思い思いの言葉をつむぎだします。
父親を津波で亡くした子は「父」と大きく書きました。
福島の原発で故郷を失った子どもは「返せ」と書きました。
震災のあと、子どもたちに異変が起きていたというのです。いつも微笑んでいる。ずっと何年も。思春期、反抗期もニコニコとほほ笑んでいるという。これは異常な姿だという。なぜなのかというと、子どもは大人が元気であってこそ反抗したり、無視したりできるのであって、大人たちがへとへとに疲れていては、弱っていてはそうした思いもぶつけることができない。そしてその溜まりに溜まった思いに苦しんでいるというのです。
書を書くことで子どもたちはようやく堅く閉ざした心を開き、ひとこと、ひとこと、矢野みよ実さんに語るのだそうです。
聞いていて本当にやるせない、悲しい気持ちになりました。

矢野さんは今も、そしていつも子ども達のことを想っています。
被災地の子、DV、虐待に傷つけられた子、たくさんの子ども達へ「一人じゃないよね」とメッセージを送り続けています。





Posted by 正太寺 at 14:54│Comments(0)
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