昨日、10月17日(火)に大谷派豊橋別院において「おてらおやつクラブ説明会」を開催しました。
僧侶、行政関係者、支援団体関係者などが参加してくださいました。
おてらおやつクラブとは昨今クローズアップされるようになってきた「子どもの貧困」問題への仏教寺院からのアプローチとして、お寺にあがったお菓子や果物といった「おそなえ」物を「おさがり」として、支援団体を通じてひとり親家庭の子ども達へ「おすそわけ」するという活動です。
これはお寺の立場からすると、とても食べきれないほど沢山のお菓子をどうしようかと、頭を悩ませることから解放されるだけでなく、そのお菓子が媒体となり、新たな人と人を結ぶご縁を生むきっかけとなってくれるという、一石二鳥、いや三鳥、四鳥ほどの効果となります。
そして支援を受けてもらう子ども達にとっては、単にお菓子が届くというだけでなく、そこに「ひとりぼっちじゃないんだ」という安心感を感じてもらえることも大きなはたらきと考えます。
まずはこうした活動が今日本各地で始まっていることを知っていただき、お寺さんには活動に参加していただきたいですし、各地域において活動されている支援団体さんにもこのおてらおやつクラブにご登録していただきたいと思います。
さらに今、経済的に困窮し子どもと共に辛い思いをされているご家庭からは「SOS」をおてらおやつクラブ事務局やおてらおやつクラブ登録寺院へと発信してください。
おてらおやつクラブ事務局から応援に駆けつけてくれた臨済宗の若い僧侶・野田芳樹さんです。落ち着いた優しい口調でとても分かりやすい解説をしてくれました。
当日、集まったお菓子を各支援団体へと発送できるように「賞味期限・消費期限」を確かめながら箱詰め作業もみんなでやってみました。
それぞれの箱には手書きのメッセージを添えておきます。この一言が人と人をつなげてくれるのです。
おてらおやつクラブのことはこちらをご覧ください。
http://otera-oyatsu.club/